
スマートフォンでは他の携帯電話事業者間で利用できないようにSIMロックがかかっています。なぜSIMロックは必要なのでしょうか。中古スマホのSIMロック事情についてまとめています。
目次
SIMロックの理由について

SIMロックは日本で長い間行われていたシステムで、電話番号などの固有のID番号が入っているデータを共有しないことで、他社に顧客を奪われないようにしたり、機種を変えるときには必ず新品のものを購入してもらえるようにするものです。
SIMロックの解除には手数料が必要
最近ではSIMフリーのスマートフォンも販売されているのですが、すべてがSIMロック解除されているのではなく、解除するためには3000円の手数料が必要になります。
SIMロックを解除しない理由は顧客を失わないためと、いつでも新品のスマートフォンを購入してもらうためなのですが、この規制解除されたので、少しずつですがシムフリーのスマートフォンが増えつつあります。
とくに格安スマートフォンなどの業者では自分で好きな機種を選んで店に持って行くと、SIMのタイプを選んでもらえて契約ができるようになっています。
SIMフリー化で中古スマホの市場が盛んに
これからは中古市場が盛んになることが予想されていて、様々な業者が参入を検討しています。
SIMロックが解除されることで自由に機種を選んで契約ができるようになるので、海外旅行などでも海外メーカーの携帯電話などを使用することができるようになります。
しかし、契約は長期間なので契約解除料などには注意が必要です。
SIMロックの解除が法律で認められる見込みです

SIMは携帯に挿入されているユーザーのいろいろな情報が入っているカードです。
欧州の第二世代携帯電話で初めて使われ、日本でも第三世代携帯電話から使われるようになりました。
今ではほぼ全部の携帯電話に入っていますが、このカードを他の端末に差し替えるだけでユーザーの情報を別の端末に移すことが可能です。
しかし、日本ではまだそれを行うことができません。SIMロックとはこういうことです。
日本ではSIMを差し替えても反応がない
日本ではSIMを差し替えても何も反応がなく、全く携帯電話の機能を使用不可能になってしまいます。
そういう事が起こるとクレームが殺到し、混乱してしまうので、対応策として、ロックをかけた一面もあります。
SIMロックはユーザーを保護するという意味もある
simロックは実はこのようにユーザーを保護する意味もあるのですが、今ではキャリアの利益を守る理由が理由の大部分を占めます。
最近の目覚ましいモバイル通信の技術やサービスを考えると、もう今の状況は時代にそぐわないと言わざるをえません。
その結果、キャリアは端末にもうSIMロックをかけないか、もしかけるとしても、少なくとも一定期間経過後は解除できるようにするべきです。
ユーザーの希望によって容易に解除を起こせるようにする法律が制定される見込みです。
SIMロックには興味深い歴史があります

SIMはSubscriber Identification Moduleの略です。
ケータイに入っている電話番号などのいろいろな情報が格納されている小型のICカードです。
SIMは欧州から生まれた
最初は、欧州の第二世代携帯電話に導入されました。日本ではドコモの第三世代携帯電話に初めて採用されました。
今では全ての携帯電話に採用されています。
このカードを差し替えるだけで使用者の情報を端末から別の端末に移動させることができるのです。
しかし、日本では一部を除いて、別のキャリアのSIMを差しても反応しません。
これがSIMロックと呼ばれる仕様です。
日本では最初からSIMロックがかけられている
日本では最初からSIMロックがかけられていますが、それには理由があります。
もともとドコモやauなど、キャリアによって仕様が異なっていたため、SIMを差し替えてしまうと、いろいろな機能が使えなくなっていたのです。
そういう、多くの機能が動作しなくなると混乱が生じるので、それを回避するため、仕方なくロックをかけたのです。
色々な商業的理由が絡んでいる
SIMロックの歴史の最初はこのような理由によるものでしたが、今ではいろいろな商業的な理由が絡んでいます。
いろいろな他のキャリアへの顧客流出を防ぐ効果を期待している場合が多いです。
日本のSIMロック解除について

今年五月以降に発売モデルの携帯電話がSIMロック解除になります。
それに伴い、MVNOSIM(格安SIM)といわれる仮想ネットワークを利用した(大手携帯電話会社のネットワークを間借りした)サービスが始まっています。
今後も価格競争が進み、ネットワーク接続料が下がるのではないかと期待しています。
端末料金が上がるのではないかという懸念
しかしながらその一方で、今まで携帯会社が負担することにより、一括0円といったような安くで端末が買えたのが今後難しくなるのではないかといわれています。
要約すると、端末価格は上がり、月々の支払額が下がるのでと考えられます。
SIMロック解除による利点は多い
SIMロック解除による利点とは、例えば、海外旅行に行ったと仮定します。
今までは一日定額2000円や通話にはローミング料金が加算され高額請求がくることがありましたが、現地のプリペイドSIMカードを購入すると現地の番号と現地のネットワーク料金ですみます。
海外ではプリペイドを利用した携帯電話会社は日本以上にたくさんあり、(マレーシアなどではむしろプリペイド携帯の方が主流だったように思います。)盗難された場合も端末は仕方ないにしろ、プリペイドにチャージした以外の料金は請求されませんし、滞在期間の料金を抑えることができます。
日本の電話をしたい場合も大丈夫
日本の電話を利用したい人はあらかじめ050番号を取得し、海外に行けば、国際料金はかかりません。(地域によっては使えない場合もあるみたいですが)もちろんVOIP通話を利用する手もありますが。
海外留学される方にとっては、現地ネットワークに対応したものであれば、日本語が使え慣れた携帯電話をそのまま使うことができます。
日本語が使える携帯は海外では重宝しますよ。
SIMロックの設定とセキュリティ

近年ではSIMフリーと呼ばれる端末の普及に伴い、カードを付け替えるだけで通話やインターネット機能を利用できる仕組みが広く用いられる傾向にあり、従来よりも安価な契約方式として人気が高まっています。
格安SIMカードの利用が現実味を帯びてきた
格安カードは原則としてSIMフリー端末へ該当する機器でのみ使用できるサービスですが、携帯電話会社によっては有料で端末側のロックを解除するなどの配慮が実施されており、これらの適応により格安simカードの利用を実現できる可能性があります。
契約できるカードの種類は端末に応じて選べるものの大半が小型な形状となっているので、紛失や盗難のトラブルに対するセキュリティを確保しておく選択が重要といえます。
不正利用の防止ができる
最も基礎的な要素として端末画面で実施できる不正利用の防止が挙げられ、メニューからSIMカードのロックを設定しておけばカードの差し替えによる被害を食い止めるのに役立ちます。
メール通知などを行いセキュリティの強化も
また、一部のセキュリティソフトを導入している場合は端末のシステム側にない機能を追加で利用でき、カードの抜き差しが行われた際に自動ロックを掛けてパスワードの入力を促したり、登録メールアドレスへ通知するなどの設定も可能となるのでより安全性を高められます。
スマートフォンのSIMロックについて

スマートフォンにはSIMロックというのが存在します。
そもそもSIMとはなんでしょうか。SIMはシムカードなどともいわれるICです。
いくつかのサイズはありますがとても小さいものです。
SIMカードがなければ通信が出来ない
スマートフォンを含めた携帯電話はこれがなければ通信することができません。
なぜならこれがカギとなって携帯のネットワークにつなげるようになるからです。つまりとても大切なものなのです。
そのためこれがなければ携帯電話は外にて通信はできないしまた電話もかけることも出ることもできません。
とっても大切なものなのです。このシムを差し換えて格安に通信しようとしたのが格安シムです。
SIMロックという問題点
しかし一つ問題点があります、それはSIMロックというものです。冒頭でもあげましたがこれがあることによって、現在ドコモの携帯ならドコモのSIMという風になっています。
実際現在はドコモが格安シム業者に貸し出しているためドコモの端末では問題ないケースがおおいのですが違う場合もあります。
そこに生じるのがシムロックです。あることによって多くの格安シムで採用されているのはドコモのため元がauの端末では使用することができないのです。
気にせず使いたいならSIMフリー端末
そのためもし気にしたくないならSIMフリー端末をおすすめします。
また現在総務省などが先導して携帯大手三社のシムロックを解除しようという動きがあるため注目していきたいところです。
タブレットのSIMロックとは何なのか

SIMカードのSIMとは、Subscriber Identity Module の略です。
これには、電話番号などの個人情報が記録されており、これを挿入することでタブレットでのデータ通信、音声通話が可能になります。
日本国内の独自の制度である
日本国内では独自の制度が根付いていたため、SIMに対してキャリア毎に特有の制限が掛けられています。
一方、ロックが掛けられた端末は、特定のキャリアのカードしか動作せず乗り換えの際には端末自体を買い換える必要があります。
決められたキャリアのカードしか使えないなどの制限があります。
海外ではSIMフリーが主流
それに対して海外では、ロックなどは無くフリーの状態が一般的であるため、複数の端末に使いまわすことが可能です。
国内でも近年、simフリーを求める声が多く、フリーのものが出まわり始めています。
しかし、これを使う際にはsimフリーに対応している端末を使う必要があります。
また、価格が安いためその面での注目も集めています。
政府がSIMロック解除を義務化する模様
政府によりロックを解除できる機能が義務化されこれから発売される一部のタブレットなどの端末では、すでに開始される予定です。
これにより仕事で端末を複数使う方などの使い分けもしやすくなり、更に便利になるでしょう。
中古はSIMロックされているリスクがあります

中古の端末を購入してMVNOの契約をすれば、安くスマホを持つことができます。
ですから、そこそこの中古の端末を買って、そしてMNNOでSIMカードだけを購入すると言った使い方を検討している人もいるでしょう。
注意しなければならないのはロックのかかった端末です。
キャリアではSIMロックがされている
ある時期より以前にキャリアで購入した端末は、そのキャリアでしか使えないようにロックがかかっているリスクがあります。
相性が良くないと使うことができませんから、良く注意しなければなりません。
キャリアで購入した端末は同一キャリアでしかつかえない
たとえば、ドコモで購入した中古の端末の場合、ドコモの回線を使っているMVNOのSIMカードなら正常に稼働するとも言われているのですが、これも確実だとは言い切れないようです。
このような相性があると言うことは頭に入れておくべきでしょう。
中古の端末を購入する際には、相性が合っているかどうかを確認しておいた方が良いです。
ネットで購入する際は特に注意が必要
インターネットで購入するときには特に注意が必要です。
店頭で購入する際には、確実に動作するのかを確認しておいた方が良いです。
まともな店で購入すれば相性についても教えてくれるでしょうし、できることならその場で使えるのかどうかを確認するようにしましょう。
