
格安SIMを利用するためにはSIMフリーのスマートフォンを使わなければなりませんが、SIMロックがかかっているスマートフォンを解除する方法もあります。その方法や違法性の有無についてまとめています。
目次
スマートフォンのsimロック解除は違法?

スマートフォンには、特定のsimカードしか使うことのできないようにロックがかけられている場合があります。
以前までは、1台の携帯に1つのsimカードしか認識できないようになっていましたが、今ではスマートフォンが普及し、同じ携帯会社のsimカードであれば認識できるような作りになっています。
スマートフォンのロック解除を強制的に行い、格安simカードを使おうとした場合、正規の手続きを踏んでいないため、違法なのではないかと疑われます。
現行法の解釈からすれば、日本国内であれば「グレーゾーン」であり、即時に違法であるとは言えません。
アメリカの場合は、そういう行為は違法という法律ができていますので、アウトです。
正規の手続きを行えば、ロック解除を行うことが出来る場合がありますが、それ相応の手数料がかかってしまったりしてしまうのでオススメはできません。
インターネットで、ロック解除の方法を検索すると、様々なツールが販売されていることがわかりますので、それらのツールを取り寄せて手元にあるスマートフォンでロック解除を行えます。
ロックを解除すれば、格安simカードを使えるようになりますので、月々の支払金額を抑える事ができます。
オークションでsimロック解除を依頼する

スマートフォンにかけられているsimロックは、携帯電話会社で解除してもらうことが出来ます。
持ち込む場合に注意しないといけないことは、販売された会社とは違う携帯電話会社に持ち込んでもロック解除はしてもらえないということです。
なので、中古にスマートフォンを購入した場合は、そのスマートフォンはどのキャリアのものなのかを調べた上で持っていくようにしましょう。
また、simロックは必ず携帯電話会社が解除してくれるとは限りません。
機種によっては出来ないと断られる場合があります。
しかし、そういう機種であっても、解除を請け負う業者に持ち込めば解除出来る可能性があります。
では、解除を請け負う業者はどのように探せばいいのかというと、一番見つけやすいのがインターネットオークションです。
オークションサイトの検索ページに、ロックを解除してもらいたい機種名を入れます。
すると、本体や付属パーツなどの他に、ロック解除のサービスを落札出来るページが検索結果に出てくる場合があります。
落札をすると、送付先が通知されるので、代金を振り込んだ後にスマートフォン本体を送ります。
すると、simロックが解除された本体が送り返されてきます。
simロックの解除義務化と格安スマホ

総務省では2015年5月から、大手の通信キャリアに対してsimロックの解除義務化をするように通達をしています。
これによって、5月からスマートフォンユーザーは自由に通信会社への乗り換えがしやすい環境が得られるようになってきます。
その結果として、大手よりも通信料金が低い格安スマホを使うユーザーが徐々に増えていく可能性が出ています。
新興の通信会社では大手の通信会社から余っている通信回線を借りることで、割安の通信料金でスマートフォンを使えるようにしています。
大手の通信キャリアでは月額の通信料金が7000円近く掛かるのに対して、格安スマホ会社では通信料金が大手の3分の1以下に抑えることができています。
そこで、総務省ではスマートフォン利用のための通信料金の引き下げを業者に促す観点から、simロックの解除義務化に踏み切って格安スマホのユーザーを拡大させようとしています。
しかし、大手の通信キャリアでは端末価格は長期契約を結ぶことで安く手に入れることができるのに対して、格安スマホでは端末価格を定価で購入しなければいけないのが難点となっています。
そこで、格安スマホのユーザーは割安で購入が可能な中古スマホを活用することによって、端末価格を抑える動きが出てくると考えます。
simロックと総務省について

最近の日本では格安スマートフォンに参入する業者が増加していて、大手キャリアから購入するよりも安く手に入れることができるので、人気となっていますが、これは総務省がsimロック解除を義務付けたガイドラインの改正を行ったことによるもので、これによって一気にsimロックの解除に関する認知度が上がっています。
シムロックを解除してリムフリーにするためには従来の場合は手数料を3000円程度支払わなければならなかったのですが、シムロックが解除された状態で購入できるようになってからは、その料金は必要がなく、スマートフォンを自由に買い替えてsimを差し込むことができます。
気をつけてお起きたいこととしてはカードの大きさや規格についてで、日本ではキャリアの違いで3種類の規格があるので、これらに適合した機種しか使用することができません。
格安スマートフォンなどの契約をする場合には最初に使いたい機種を選んで、それに適合しているカードで契約するという方法がとられています。
海外旅行先でSIMなどを購入する場合にはどの規格でも使えるようにアダプターが付属してあるものがありますが、日本では対面での契約が行われているのでその必要がありません。
simロックフリーのオーストラリア

日本の携帯電話の世界だけしか知らないのであれば、携帯電話会社の縛りがキツイなどと感じる事はないかもしれませんが、他国に行けばsimカードを入れ替えればどこのメーカーの携帯電話もそのSimカードの電話番号で使用する事が出来ます。
オーストラリアもsimフリーの国の一つです。
コンビニや駅の売店でsimカードが販売されてます。追加料金のプリペイド番号を入れればその金額分を使う事が可能です。
世界的メーカーのスマートフォンが売り出された当初に香港に行った事があるのですが、パソコンショップはsimフリーのその携帯電話を買い求める外国人客が沢山いました。
日本以外にもフランスなどはsimロックをかけた携帯の国ですから、そういった国の人達が列をなしてロックフリーのスマートフォンの購入をしていました。
長きに渡ってオーストラリア在住だった為、日本に帰国後しばらくは携帯電話会社の数年の縛り契約というシステムにとても戸惑いました。
海外に比べてWi-Fiを使えるカフェも日本はまだまだ少ないですし、もっと消費者にとって自由な携帯電話の体制になると事を願うばかりです。
Wi-Fiルーターを使用する事お勧めします。外で携帯Wi-Fiルーターを持っていればインターネットには携帯電話会社を通さずに接続できるのでかなり費用の節約になりますよ。
