
MVNOを利用するときに一番気になるのは通信速度だと思います。安く使用できたといっても、つながりにくければ意味がありません。今回はMVNOの速度状況についてまとめています。
目次
mvnoによって速度が異なる格安sim

スマートフォンにおいて、インターネット利用を安くするには、格安simを使うのが有効です。
格安simを使う事によって、通話やインターネットサービスの利用が安い月額利用料金で行えるようになります。
格安SIMを選ぶ場合、mvnoの選択が重要になってきます。
なぜなら、同じキャリアから回線を借りていても、mvno毎に速度制限や容量制限などが行われており、サービス内容が変わっているからです。
mvnoでは、容量別にプランを設定しており、ユーザーはその中から用途に合わせてプランを選択出来るようになっています。
データ通信をよく行なう場合には、容量の大きいプランを選択すれば、キャリアのプランよりも格安で使えますので便利です。速度に関しては、無制限プランは、速度制限が行われています。
容量別プランでは、一定容量を使いますと、速度制限が行われる仕組みですが、無制限プランよりも制限の幅が大きくなっています。
どちらのプランを使うかは、ユーザーによって変わってきますが、動画を見ないのであれば、無制限プランはいつでもどこでもネット接続しやすいという利点がありますので、重宝するでしょう。
mvnoは、国内に多数ありますので、ユーザーが使いやすいというものを選択しなければいけません。
mvnoの速度比較サイトの重要性

mvnoのホームページには、最高でこれぐらいの速度での通信が可能ということが書かれています。
しかし、それはあくまでも理論上の数字であり、実際はずっと遅い場合も少なくありません。
そのように、最高速度と実際の速度が違う可能性のある状態をベストエフォートと呼びます。
mvnoと契約する場合は、必ずベストエフォートについての説明が書かれていて、最高スピードで接続出来るわけではないということに客は同意することになります。
つまり、mvnoのsimは実際に契約して接続してみないと、どれぐらいのスピードでつながるかわからないということです。
なので、契約前に実質スピードを比較しているサイトを見るのが重要になります。
料金が安いからという理由だけで契約すると、まったくスピードが出ないmvnoを使うことになってしまう場合があるからです。
比較サイトがデータとして載せているのは、接続スピードとpingの値というのが一般的です。
pingというのは、サーバーに対して接続要求をした時に、どれぐらいのスピードで要求に応えるかということで、pingが早ければ早いほど反応が早いということになり、リンクをクリックした時に表示が速くなります。
mvnoの速度を実測した結果

mvnoは通信インフラを大手キャリアからレンタルをして携帯電話やスマートフォンをユーザーに安い料金で提供するものなので、通信速度などはほとんど同じで実測をしても通信インフラが全て同じなので違いはありません。
simの料金は3000円前後となっていて、非常に安いのですが契約プランはライトユーザー向けのものは比較的安いのですが、ヘビーユーザーの契約プランは通常の大手キャリアと契約するのとあまり変わりない料金になる可能性があります。
しかしシムフリーの機種を利用する場合には中古機種などを使うと料金を下げることができるので、通常のキャリアとの契約よりも確実に安くすることができます。
mvnoで注意をしておきたいのは契約期間で、これに関しては大手キャリアと同じ仕組なので3年間の契約期間になり、その期間中に契約解除をすると料金が発生するので1万円から3万円程度の料金を支払わなければなりません。
一般的に乗り換えをする場合には割引などで相殺される場合があるのですが、それがない場合は自己負担なので格安スマートフォンを利用しているにもかかわらず高い料金を支払わなければいけなくなります。
またプリペイド式の場合は30日間限定で3000円程度で利用することができるので、外国人観光客から人気となっています。
地方でのmvno契約時は速度とエリアを重視

地方に住んでいても、もちろんmvnoは使えます。
ただし、この場合はいくつか注意をする必要があるのです。注意することのひとつは速度です。
速度とは、その名の通り通信の際にどのくらいの早さでデータを送受信することが出来るかというものです。
大体の場合はキャリアスマホよりも遅くなっていることが多く、一定期間の通信量を超えると制限がかかることもあります。
ただでさえ地方は遅い傾向があるので、更に遅くなることも考えなくてはなりません。
もう一つある注意したいことのひとつはエリアです。そもそも地方の場合は対応しているインターネット回線も少なく、ましてやmvnoでの対象エリアとなっていないこともしばしばあるものです。
このため、申込前に自前に公式サイトなどでエリアを確認し特定しておくことはとても大事なことです。
もし申し込みしてsimカード到着後に対象外となっていても、mvnoの場合は返金・交換などを受け付けていないこともあります。
地方の場合は普通のキャリアスマホでも容易につながらないようなところもあるため、契約前に必ず調べておきましょう。
とはいえ最近はちょっとしたアプリ間でテキストを送受信する程度なら問題ない場合が多くなっています。
格安simではデータ通信速度や量が限定される場合も

格安simを活用すると、月額のデータ通信料金を大幅に下げられるメリットが出てきます。通信会社によっては、月額の通信料金が500円台ですむところまであります。
月額料金に魅力がある格安simですが、注意をすべき点が存在します。
まず、格安simではデータ通信のスピードが低速に抑えられているところがあります。
MVMO業者は大手の通信会社から回線を借りることになりますが、今はあまり使われていない速度の遅い周波数帯を借りる場合が出ています。
そうした回線は安く借りることができるため、MVMO業者ではユーザーの利用料金を大幅に下げることが可能になっています。
そのように低速の回線を使っている場合には、動画の再生をする時には向かない状況があります。
しかし、メールや静止画のインターネットを見るだけの人であれば、回線スピードが遅くても問題なく使えると思います。
また、格安simでは月あたりのデータ通信量が限られているところが存在します。そのため、ネットに頻繁にアクセスをする人には向かない場合が出てきます。
しかし、スマートフォンを限られた時間しか使わない人ならば、格安タイプを使うとお得になってきます。
さらに格安simでは音声通話において、無料通話アプリを使わないとできない場合があるために注意が必要となります。
