
b-mobileは、日本通信株式会社が運営するMVNOサービスで、イオンリテール、amazon、ヨドバシカメラ等と提携し、SIMカードの販売網を広げています。
また、米国の通信インフラ事業を手がけるVerizon、Sprintとも設備事業パートナー契約を締結したり、訪日外国人向けのSIMカードの販売をする等、日本国内だけでは無く、グローバルな展開も注目されています。今回は、そんなb-mobileが提供するユニークな月額プランをご紹介します。
5段階定額のおかわりSIM
b-mobileのおかわりSIMは、データ専用SIM月1GBまでが月額500円から、音声SIM月1GBまでが月額1300円からスタートし、使った高速容量に応じて1GBを超過する毎に250円ずつ月額料金に加わる「おかわり」が適用されます。
上限は5GB迄で、月額基本料金は、データSIMが最大1500円、音声SIMが最大2300円となり、以降は低速モードで動作します。月にどの程度の高速容量が必要なのか計りかねている方や、少ししか使わない月と、たくさん使う月とムラのある方に、ぴったりのプランです。
通話3分定額オプションは、音声SIMを利用の場合に加入する事ができ、月額500円の追加料金で3分間の通話が50回迄、無料で利用出来ます。また、1回の通話で3分を経過した場合や、月50回を経過した場合でも、30秒10円という、一般的な30秒20円の半額の通話料となる、大変お得なオプションサービスです。
圧倒的大容量の25GB定額
b-mobileの25GB定額は、月に利用できる高速容量が25GBで、データSIMはSMSが付いて月額2510円、音声SIMが月額3180円です。毎月の容量を気にせず、フルHD等の高画質な動画の閲覧も、転送量が多いアプリも、思いのままに使いたい方にぴったりのプランです。
2016年の秋頃から、毎月容量を気にせずにたっぷり使いたいという要望に応える形で、各社大容量プランを提供するようになりましたが、多くは10GBから20GB程度です。そんな中で、b-mobileは、なんと25GBという業界最大クラスの高速容量のプランを打ち出して来ました。
しかも、大手キャリアだけでは無く、MVNOの大容量プランを含めても、業界最安値クラスのプランに加えて、音声SIMの場合は、上述のおかわりSIM同様、月額500円で通話3分定額オプションの申し込みも可能なので、大容量のデータ通信と、定額の通話料で、大変リーズナブルな月額料金を実現しています。
まだまだ健在の携帯電話SIM
b-mobileの携帯電話SIMは、音声とSMSに特化し、いわゆるガラケーで利用できるSIMで、3つのプランが用意されています。
音声プランSは月額基本料1290円、通話料30秒20円、無料通話1300円分が付与されます。
音声プランMは月額基本料2290円、通話料30秒18円、無料通話2700円分が付与されます。
音声プランLは月額基本料3710円、通話料30秒14円、無料通話5000円分が付与されます。
全国に展開するFOMAエリアに対応し、安定した通話が可能です。スマートフォンやタブレットが爆発的に普及しているとは言え、シンプルな端末を持ちたい、通話に特化した端末と使い分けたい等、従来の形式の携帯電話の需要は根強くあり、まだまだ健在です。
各社、いわゆるガラケーのプランが減少傾向にある中で、少しでもリーズナブルな月額料金で利用したいというユーザーに対し、さまざまな選択肢が与えられるのは、歓迎される事です。
b-mobileについてのまとめ

昨今のMVNOでは、一般的な1GBから7GB程度の高速容量を使い切ったところで低速モードとなるプランから、他社とは違う独自のプランを提供するサービスが増えていますが、b-mobileも同様に、今回紹介したような他社とは違ったユニークなプランを提供しています。
しかも、それは単に低料金に設定するだけではなく、5段階定額のおかわりSIMや、業界最大容量かつ、最安値クラスの25GB定額が象徴するように、ユーザーの利便性を高めるもので、それが、b-mobileの強みでもあります。
